拝啓 大好きな貴方へ ①


拝啓 大好きな貴方へ




今、どこにいますか?
何を考えて、何をしていますか?








きっと、誰よりも真剣にアイドルに向き合ってきた貴方だから、前を向いて、新たな道に進んでいることでしょう。





それは、貴方の個人連載を見ていればよく分かります。







私が初めて貴方を " 観た " のは高校2年生の秋。
日付に変えると、2016.9.24のこと。



JOHNNYS' Future WORLD from 帝劇 to 博多



その頃の私は嵐一筋、いや、岸くんに浮気を始めたばかり。

正直、岸くんをはじめとするPrinceの3人と、平野紫耀、それから内くんくらいしか知らなかった。

一緒に行ってくれた友達が丈くんと大橋くんを好きだったからか、関西からきた5人は名前を知っている程度。
たまに某動画サイトで流れてくるまいジャニで見かける程度だった。


その程度だったのに。


その日、人生で初めて嵐以外のジャニーズのステージを観た私は、その中でもこの関西の5人の男たちに完全に魅せられてしまった

正確に言えば、このうちの2人。

そしてさらに、そのうちの1人が今、私がこの文章の中心にしている彼である。



でも、それまで純粋な嵐ファンを貫いてきた私にとって、掛け持ち、なんてあってはならないことだと思っていたし、担降りなんて尚更ありえないこと。

ちゃっかり、今この文章をぶつけたい彼、では無い方の彼のフォトセットを購入はしたもののそれ以上は無く、帰路についた。

でももう、その頃には関西の沼にハメられていたのかもしれない。



思えばそこから関西の沼に落ちるのはあっという間だった。


某動画サイトでまいジャニを漁りに漁って、6人の彼らと、3人になった彼らと、4人で走り出した彼らをひたすらに見ていた。

そのおかげで、嵐とはいい距離感を保つことを決め、彼ら、ではなくその先輩であるジャニーズWESTのファンになった。


なんで?なんて私にもわからない。
でも、何か、が私にハマったのだ。


そうなれば必然的に彼らのDVDを買う。
後ろに映る彼らを見てしまう。

ジャニーズWESTの過去を調べる。
後ろで踊る彼らの過去も知ってしまう。



あっという間だった。



関西に進学を決めた頃には私の頭の中には彼がいた。

周りに話す時は冗談のような扱いだった。
ネタにしていた。


でも、ネタに出来なくなった。




本気で好きだと、かっこいいと思ってしまったから。




そこから彼と私の怒涛の1年が始まった。






拝啓 大好きな貴方へ



今日も貴方は笑っていますか?

私たちと過ごした時間を覚えていますか?






拝啓 大好きな貴方へ ①     終