拝啓 大好きな貴方へ ③



拝啓 大好きな貴方へ




今、貴方の隣には誰がいますか?







秋のコンサートが終わって、関西Jr.はあっという間に毎年恒例の冬の松竹座の準備が始まっただろう


貴方は、どんな気持ちでこの舞台に臨んだのかな。




私にとって、きっと、最初で最後の貴方と過ごす松竹座での冬


全滅だった、泣きそうだった


でも、声をかけてくれる友達がいた


貴方に出会えたから、こんな素敵な友達が出来た

貴方のおかげで、私のことを見てくれる友達が出来た











この冬のことを私は一生忘れないし、死ぬまで誇ってると思う


大袈裟かもしれないけど、たぶん、絶対。












秋の頃から感じた違和感は、この冬の松竹座で確かなものになった。



貴方と、その時点での貴方の相方が今までのように絡まない、と。


秋は、貴方の相方が関西Jr.のリーダーを正式に務めていたからだと理解ができた





じゃあ、冬は?





あんなに甘えたな彼が、甘えない。

あんなに引っ付いてた2人が引っ付かない。


実はそんな些細な事にさえ不安が募って、貴方の相方がきみへのメロディーで泣いた時

私も一緒に涙が零れました



いや、彼が泣く前の公演から、この曲は涙が止まらなかった。




不安だった。






この謎は、先日のTV誌で明らかにしてくれたね。
















" 僕も、いつくらいからかな~?12月の松竹座公演くらいから、なるだけ甘えさせるような空気というか状況を作らなかった。それを康二が感じ取ってくれてたら良いんですけど。ただただオレが冷たいみたいに思って可能性が高い気がする(笑)"(月刊TVfan 4月号 2019.2.23)











ああ。

あの違和感は間違いじゃなかった。


貴方は意図して2人の空気を作らなかったんだ。

それが、貴方の相方のためだったから。


先日のRIDE ON TIMEの予告で、2人は新たな道に進むことを伝えられていないような、そんな部分があった。

仲のいい、本当にいい関係の2人だから、お互いにお互いのことは話していたんだよね?



どこまで、誰が、いつ知ったかなんて私達には分からなくて

私達が知るのはいつも何かが起きたあと、変わったあと。







どんなに悔しくて悲しくて苦しくても


私たちがそれを知るもっとずっと前から、貴方達は悔しくて悲しくて苦しい思いをしていたんだよね


それでも笑顔で私たちのことを見てくれていたんだよね


予測や推測、感覚や噂で不安になる私たちを安心させようとしてくれていたんだよね






やっぱり貴方は私の何倍も大人で、プロでした





だって、まだまだ先のことだと思えたんだもん

貴方の声が、笑顔が、全部がまだ大丈夫だって、そう思わせてくれていたから。






この、冬の松竹座

良くも悪くも貴方しか見ていませんでした。



もしかしたら



その言葉が頭のどこかにあったから

1秒たりとも見逃したくなかったから

貴方の、松竹座での姿を目に焼き付けたかったから







すごくすごくかっこよかった

キラキラしてたよ


年齢なんて関係ない

誰よりもアイドルだったよ













拝啓 大好きな貴方へ




貴方は今も誰かと笑えていますか?












拝啓 大好きな貴方へ ③     終