拝啓 大好きな貴方へ ⑤
拝啓 大好きな貴方へ
貴方の夢は、何ですか?
きっと、全関ジュ担が楽しかった、嬉しかった、だけど戸惑い、涙し、不安を抱えたあの公演
それから、たった13日。
2019年1月17日
貴方の相方の東京行きが私たちに発表されました。
たまたま夜中まで起きてて、たまたまTwitterを見てて、たまたますぐに情報を見てしまった
怖くなって、不安になって、友達にすぐ電話かけて、2人でずっと『これから関西Jr.はどうなってしまうんだろう』って泣きながら話したなぁ。
それから5日
仲良し風雅たち、ちび5に名前がついたね。
Lilかんさい、フレッシュ感はそのまま次世代な5人組がユニットになって、入所から知ってる身としては嬉しかった。
嬉しい反面、どんどん新しくなる関西に着いていけないと思うようになった。
そんな中迎えた、2月1日
貴方は舞台の初日を迎えました。
" 天下一の軽口男 笑いの神さん米沢彦八 "
舞台が決まったのはもっと、ずっと前
まだ、夏の松竹座が発表されて、もうすぐ公演って頃だったかなぁ。
その時は、貴方に演技のお仕事が来たこと、本当に嬉しくて
貴方の演技が観れる、外部の舞台で観れる
ファンレターにも書いたし、周りの友達にもどれだけ伝えたかわからない、でもそれくらい本当に嬉しかった。
関西Jr.を背負って立つ、その貴方の姿勢が誇らしかった。
元々、舞台も好きだし、共演される方も豪華だし、3公演くらい観れたら...
そんな気持ちだったのに。
初日、舞台に立つ貴方の姿を見て、舞台を観て、もっと観たい、ずっと観ていたい、そう思いました
気づけば1公演、また1公演って増やして何回観ただろう
初日はきっちり、緊張してたかなぁ。でもどこか堂々としててかっこよくて。
あぁ、貴方はもうこんな素敵な舞台に1人で立てるんやって思った。
千秋楽。
何公演も観てきて、観る度観る度演技が成長しているのを私でさえも感じられた
それくらい貴方はこの舞台に本気で向き合って、全力で臨んでいたんだよね。
オダサクに出演した際に、意識が変わったとどこかの雑誌で貴方が言っていて、きっとその意識改革が演技にも、アイドル業にも生きていたと思う。
貴方もそう言っていたのを見たし、確かにレベルアップした。
凄いよ、貴方は。
17日間駆け抜けて、そしてあのポスターの発表
RIDE ON TIMEの放送
貴方の個人連載のスタート
全てが繋がった感覚だった
と、同時に少しだけ、本当に少しだけホッとした自分がいた。
相方が居ないことがわかって、正直今の関西Jr.の中に貴方の立ち位置を見いだせなかったから
この中で貴方は相方を失った状態で、どうパフォーマンスをするのだろうと、新しく不安になっていたから
だから少しだけ、良かった、と思ってしまった。
でもね、
だけどね、
本当はね?
もっと、歌う姿が見たかった。その綺麗な高音で歌う姿が。フェイクやハモリをする姿が。相方と見つめあって笑いながら歌う姿も、大吾くんと背中を合わせる姿も、流星とハートを作る姿もまだまだ見ていたかった。キレキレのダンスもずっと見ていたかった。貴方らしいそのスタイルを生かした綺麗なダンスを、手先までしなやかでキレがあって、綺麗なダンスを見続けたかったし、見せてくれると思ってた。貴方の武器であるアクロバットだって。まだまだ出来るでしょう?今の関西Jr.に沢山いる訳では無いアクロバットを、貴方はすごく綺麗にしなやかに飛ぶ。その姿ももっと見たかったし、いろんな技を見せて欲しかった。台から迷いなく飛ぶ姿が本当にかっこいいんだよ。私たちの、私の誇りなんだよ。みんなに愛される貴方が好きなの。ツンデレだって言われる貴方がすごく照れる姿も好きだし、いじられに弄られて、はぁ~!?って言うのも好き。芸人みたいにすぐひな壇から出てきちゃう所だって大好きだし、まだまだ見ていたいよ。YOUたちの漫才だって、本気で面白いと思ってるし、貴方がいないYOUたちなんて許せないし、解散なんてもっと許せない。歌もダンスもお笑いも出来る貴方が好きなのに。こんなに、好きなのに。大好きなのに。演技なんて、アイドルしていても出来るのに。
ねぇ、
なんで?
お願い、行かないで。
貴方の選んだ道を、素直に喜べなくてごめんなさい。
貴方の決めたことを否定してしまってごめんなさい。
貴方のファンなのにこんなことを思ってしまってごめんなさい。
でも、もう大丈夫。
この気持ちは、今日、ここに置いていく。
きっと貴方なら、新しい道でまた、私たちを笑顔にしてくれるって信じてるから。
大丈夫、1人じゃないよ。
私たちが着いていくから。
龍太くんの笑顔は、私たちが守るから。
龍太くん、15年と4ヶ月アイドルでいてくれてありがとう。
沢山の人に、沢山の幸せをありがとう。
関西Jr.卒業、おめでとう。
そして、行ってらっしゃい。
大丈夫、龍太くんの道は、私たちが照らしていくから。
一緒に、強くなろう
時には泣いて、振り返ることもあるかもしれない
でも、共に歩き共に歩き、共に歩き共に歩き。
龍太くんの隣は私たちが一緒に歩いていくよ。
拝啓 大好きな室龍太くんへ
龍太くんにはどんな明日が待っていますか?
どんな未来が、待っていますか?
拝啓 大好きな貴方へ ⑤ 終